部内戦10パ2024、これが最後の記事です。
運良く決勝トナメに上がれてしまったので、このまま優勝しましょう。
準備編→部内戦10パートナーズ2024 その1 準備編 - 波は屢、路を改む
予選編①,②→部内戦10パートナーズ2024 その2 予選編①,② - 波は屢、路を改む。
予選編③,④,⑤→部内戦10パートナーズ2024 その3 予選編③,④,⑤ - 波は屢、路を改む。
パートナーズ調整
決勝トナメでは、今まで使ってきたパートナーズのうちから2体を変更できます(テラスタイプ含め)。考えるべきことは、トナメで討ち合う相手との相性と、これまでの戦いからわかる傾向との2つが大まかにあります。
……正味、変える必要ある? とは思いながらですが、今後の対戦で活かせるかもしれませんし一応見ておきましょう。
まずトナメの相手との相性です。
それぞれのパートナーズ(変更前のもの)は、
iLuCa →カイリュー[無]、サーフゴー[飛]、ガブリアス[炎]、ウルガモス[水]、キノガッサ[炎]、オオニューラ[格]、クエスパトラ[妖]、パオジアン[霊]、ハバタクカミ[ス]、ウーラオス連[水]
ラドゥン→カイリュー[無]、サーフゴー[飛]、ガチグマ赫[毒]、ドヒドイデ[草]、キョジオーン[毒]、ガブリアス[鋼]、パオジアン[妖]、ハバタクカミ[水]、ウーラオス連[水]、オーガポン竈[炎]
ふぉーす→ジャローダ[炎]、キョジオーン[毒]、グライオン[鋼]、ガチグマ赫[無]、カイリュー[無]、ハッサム[飛]、コータス[悪]、ウーラオス連[水]、ハバタクカミ[妖]、タケルライコ[妖]
はるかいろ(私)→カイリュー[無]、サーフゴー[水]、ガチグマ赫[無]。ブリジュラス[超]、キラフロル[草]、マタドガスG[水]、ディンルー[毒]、ウーラオス連[悪]、ハバタクカミ[妖]、オーガポン竈[炎]
うーん正直見てもあんまり分かりませんが、全員が採用しているのは、ハバタクカミ、ウーラオス連、カイリューの3匹です。他にはガチグマ赫、パオジアン、サーフゴー、ガブリアスは私以外の2人が採用しているので注意したいところです。
やっぱり強そうなポケモンを使っている人が勝ち抜けていますね。
次に今までの対戦を振り返ります。相手のパートナーズにいて且つパーティに入っていたポケモンは、ウーラオス連、カイリュー、ガチグマ赫、パオジアン、ジャローダの5匹です。ジャローダは選出されなかったのでおいておくとして、他4匹は要警戒とみてよいでしょう。
これの返り討ちができる盤石の態勢が整っていたら良かったのですが、あいにくいずれも動もすればやられる面子なので、重くなり過ぎないよう調整を図ります。
全体を通してずっと思っていたのが、地面が重くなりがちであるということです。弱点になりうるのが4匹と多いですし、無効は1匹(ドガス入れれば2匹)いるもののそれ以外は等倍で入ってしまいます。またテラスでもそれがあまり解決していないのはよろしくないです。そもそも毒枠を2匹採用しているうえに鋼も2匹いるので、毒に対してこれ以上厚くする必要はないという判断の下、ディンルーのテラスを毒からフェアリーに変更しました。それからブリジュラスのテラスがあまりにも意味わからなさすぎるので、テラスタイプ的な強さと自由枠変更の余地のためにエスパーからゴーストへ変更しました。
というわけでポケモンの変更は行いません。これで相手の選出が歪んで考察が難しくなる方が嫌ですし、そもそも今のままでパワーを最大限高められるような組み立てにはできていると思っています。
最終的に決まったパートナーズはこちら。

ディンルーのテラスタイプをどくからフェアリーに、ブリジュラスのテラスタイプをエスパーからゴーストにしました。
これで提出しまして、後ほど発表された各人の10パートナーズはこちら。
決勝トナメパートナーズ(クリックで開閉)

準決勝 vs iLuCa
考察
お相手のパートナーズは、
カイリュー[無]、サーフゴー[飛]、ガブリアス[鋼]、ウルガモス[水]、キノガッサ[炎]、オオニューラ[霊]、クエスパトラ[妖]、パオジアン[霊]、ハバタクカミ[ス]、ウーラオス連[水]
予選からの変更は、ガブリアス[鋼]とオオニューラ[格]→ガブリアス[炎]とオオニューラ[霊] です。
きついと言い続けてきた地面枠、今回はガブリアスですね。
まず、広く戦えそうな高速アタッカーのハバタクカミを採用。面倒なオオニューラやウルガモスに対して4倍弱点を付けるところを評価しました。裏には引き先を置いておきたいです。
クエスパトラやキノガッサは要対策枠でしょうか、こういうのに負けたら悲しいですからね。クエス対策に黒霧カイリュー、キノガッサ対策にオーガポン竈は確定とします。黒霧カイリューはついでにウルガの対策も出来そうです。
あと、カイリューガブリアスといった物理が多く出てくるとしたら、防御に厚く振った欠伸月光ガチグマも刺さりがよさそうです。テラスタルは連撃ウーラオスのほかキノガッサも意識した草テラとしました。ウルガモスが居たら一気に出しづらくなるのだけ注意。
このままだとパオジアンをいたく呼びそうに見えるので、連撃ウーラオスを持っていきます。テラスタルは変えられませんが、圧は十分に出してくれるでしょう。最悪出しても十分に戦えそうです。
最後に毒枠として、今回はガブリアスに対して強そうなガラルマタドガスを連れていきます。実は特性を浮遊にすると一致技を両方無効にできるのです! 出しません。

マタドガスG@イバンのみ
化学変化ガス、水テラ
(H252振りのみなので省略)
道連れ 置き土産 クリスモ ワンダー
出さない
カイリュー@たべのこし
マルスケ、水テラ
197-×-139-121-133-109
エアスラ 電磁波 黒霧 羽
S: 麻痺の+1最速カイリュー抜き
HB: 水テラス時A204カイリューの+1スケショ耐え、+2でも4発なら耐え(初弾マルスケ込み)
HD: 水テラス時マルスケ込みでにC205カミの妖テラ眼鏡ムンフォのダメージが最大98(羽の回復が99)
ガチグマ赫@オボンのみ
心眼、草テラ
207-×-171-178-93-73
ブラム 大地 月光 欠伸
C: H175-D81ウーラオスをブラムで最低乱数切り確1
HB: A200ガブリアスの+2スケショオボン無くても耐え
HD: C205ハバタクカミの眼鏡ムンフォ最高乱数以外耐え
オーガポン竈@かまどのめん
型破り、炎テラ
175-167-112-×-117-155
蔦棍 ウッホ 岩石封じ 光合成
S: 準速ガブリアス+1
HB: A182ウーラオスの水テラ水流耐え(A200水テラ水流は25.0%の乱数1)、A200ガブリアスのスケショ1回急所当たっても耐え
HD: C187ハバタクカミのシャドーボール2回(>C187カミの眼鏡ジェム)耐え
ハバタクカミ@こだわりメガネ
古代活性、妖テラ
143-×-101-161-156-192
ムンフォ ドボ ショック ジェム
S: 最速オオニュ+3、準速135族+5
HB: A200ガブリアスのアイヘ耐え、A182ウーラオスの水流耐え
ウーラオス@パンチグローブ
不可視の拳、悪テラ
(出さないつもりだったので省略)
水流 インファ 雷パンチ アクジェ
試合展開
お相手のパーティは、ハバタクカミ、カイリュー、ウーラオス、サーフゴー、オオニューラ、キノガッサでした。警戒していたガブリアスもパオジアンもいませんね……。
キノガッサ対策に竈オーガポンは持っていきたいところです。あとは遍く相手に強そうなハバタクカミと、ウルガモスがいないので暴れられそうなガチグマで行きましょう。
というか、クエスパトラがいないので黒霧カイリューは出せませんし、そうなると自ずとこの3匹になってしまいますね。
先発ハバタクカミ
、後ろはオーガポン
とガチグマ
としました。
1. お相手の初手はウーラオス
。うーん困りました、カイリューがおらず引くことができないので突っ張るしかありません。スカーフテラ水流は困りますが……。こちらが上からムンフォを押し、襷で耐えられて返しに水流を撃たれます。一応耐える。
2. アクジェでハバタクカミがやられます。仕方なし。死に出しオーガポン
。
3. 上からインファイトで半分以上削られて(ウーラ最速ですね)、返しのウッホでウーラオスを倒します。出だしからかなり削られてしまいました。お相手は死に出しでハバタクカミ
(確かブエS↑)。
4. 撃つならシャドーボールなので、こちらはガチグマ
引き。甘えるが飛んできました。そういうカミか~。
5. お相手はマジフレ。3割ほどなのであまり火力はないか。こちらは欠伸を撃ちます。
6. 相手はカイリュー引き
、こちらはオーガポン
引き。
7. オーガポンを落とされるとカミのマジフレを絡められて多分負けるので、こちらはガチグマ
引き。お相手は龍舞です。そういう型か~。
8. 地震で削られ、オボンのみを消費。こちらは欠伸です。
9. 相手はカミ
引き。こちらは月の光で回復。
10. 相手はマジカルフレイム、こちらは欠伸です。
11. やっと体力に余裕ができたので、カイリュー
引きに合わせてブラムを撃ちます。これでやっとこさ相手を削れましたね。
12. お相手はここで飛テラを切ってきました。オーガポンの蔦棍で倒せそうなのでありがたいか? しかしここの飛テラバでかなり削れて次のテラバは耐えなさそうです。こちらは欠伸を撃ちます。
13. ここでもう1テラバ。ガチグマはやられてしまいましたが、お相手のカイリューは寝ます。ラムでもない。死に出しラス1のオーガポン
です。
14. 体力をもうちょっと残せないとカミ対面で勝てなさそうなので、光合成で回復。ここで、お相手のぐうねむの方が先制していました。ん?
15. あとはもう全力で殴る限りです。テラス蔦棍棒を選択したところ、お相手はカミ引き。光合成読みで甘えるを入れておきたかった感じでしょうか? しっかりワンパンでハバタクカミを落としきります。デカい! お相手は眠っているカイリュー
だけ。
16. マルスケはつぶれていたので、テラス蔦棍棒で落としきって勝ち!
振り返り
何とか勝てました! ウーラオスに1.5体持っていかれた時はどうなる事かと思いましたが、欠伸ガチグマの強いところが出ましたね。
ちなみに後から聞いたのですが、ガラルマタドガスは全然警戒されていなかったようです。あたしゃ悲しいよ。
ちなみに最後の方でカイリューが先制ぐうねむをしたのは普通に神速を撃っていたからですね。この対戦は配信していたのですが、先に龍舞などしていたにも拘らず「スカーフか!?」とか口走っていました。恥ずかしい~。
決勝 vs ラドゥン
考察
お相手のパートナーズ↓
カイリュー[無]、サーフゴー[飛]、ガチグマ赫[毒]、ドヒドイデ[毒]、キョジオーン[毒]、グライオン[鋼]、パオジアン[妖]、ハバタクカミ[水]、ウーラオス連[水]、オーガポン竈[炎]
予選との変更は、ドヒドイデ[草]・ガブリアス[鋼]→ドヒドイデ[毒]・グライオン[鋼] です。
と、実は竈の面のオーガポンと当たるのはこの試合が初めてのようです。意外や意外。相手にした時の考察は今回が初めての機会になるのですが、綺麗に処理するのが何とも難しく、どんな型でも返り討ちにできるような全対応の対策はとても無理そうです。
ひとまずパーティ予想ですが、カイリューガチグマハバタクカミウーラオスキョジオーン@1(ドヒドサフゴパオポンあたり)と考えました。キョジオーンは相棒枠故固定として、他で刺さりが良く強そうな面々を詰め込んだらこうなりそうです。少なくともこれには勝てるようにしておきたい(無理では?)ですので、今回は変なカイリューとして、弱保持ちの神速けたぐり地震アクジェカイリューを連れていきます。ハバタクカミに対面で大まかに勝てて、ガチグマにも大きな打点があり、その他へも雑な削りができるので、カミが居たら結構活躍してくれるでしょう。本当は燕返しやアイアヘンッドも採用したかったのですが技スぺがなく……全対応はやはり無理ですね。
続いて例によってパオジアンが大変なので、対面で勝てそうなHBオーガポン。また、メジャーなポケモンが多そうならば、普通のランクマで強いポケモンが強いのではないかということで、パオにも強いパングロABウーラオスを連れていきます。
あとは、テラスを見てから動けるステラ身代わりハバタクカミ、キョジオーンに圧を掛けられるガチグマ、いつもの毒枠キラフロルを選択し、パーティ完成です。

キラフロル@パワフルハーブ
毒化粧、草テラ
175-54-111-200-102-121
メテビ 大地 エナボ アシボ
カイリュー@じゃくてんほけん
マルスケ、無テラ
197-202-116-×-121-103
神速 けたぐり 地震 アクジェ
意地HA
ガチグマ@とつげきチョッキ
心眼、無テラ
215-×-147-198-89-75
ブラム 大地 ハイボ 真空波
オーガポン竈@かまどのめん
型破り、炎テラ
187-160-123-×-122-133
こんぼ ホーン 岩封 光合成
HB: A172パオジアンのつららつららを、ウッホを途中で挟めたら耐える(1発90~106)、A187でも同様
HD: C205ガチグマ赫のブラム+真空波を結構耐える
ハバタクカミ@ブーストエナジー
古代活性、ステラ
133-×-81-179-156-205
ムンフォ ドボ テラバ みが
S: 最速
HB: A172パオジアンの不意打ち(>A200ウーラオスの+2アクジェ)耐え
Cできるだけ高く
ウーラオス@パンチグローブ
不可視の拳、電テラ
179-198-150-×-81-118
水流 かんち れんち アクジェ
「ウーラオス にっこり - ちゃろちゃろ日記」より
試合展開
お相手のパーティは、キョジオーン、カイリュー、サーフゴー、オーガポン竈、ウーラオス、パオジアンでした。ポケモン変更は無しと。
ガチグマとハバタクカミが来ていませんね。だったらカイリューはあまり刺せなさそうなので他のメンバーで戦いましょう。
先発オーガポン
、後ろにハバタクカミ
とガチグマ
で行きます。
1. お相手の初手はキョジオーン
。来ましたね。初手なのもあり起点づくり型っぽいので、ここは素直にウッドホーン……と、レッドカード持ちだったので交代させられます。やはりそれらしいですね。ハバタクカミ
が出てきて、お相手はステルスロック。
2. とはいえここで処理できないと後々大変そうなので、思い切ってステラムンフォでキョジオーンを倒します。死に出しでカイリュー
。
3. ここでお相手は妖テラを切ってきました。こちらのムンフォが先制し、アンコールで縛られます。身代わりを押していなくて良かったです。
4. こちらはムーンフォース連打で、お相手は電磁波を撒いてきました。運が悪いと苦しくなりそうです。
5. もう一度ムーンフォースでカイリューを撃破。羽で粘られていたら危なかったので動いてくれてよかったです。お相手はラス1のウーラオス
。
6. ここからの負け筋は麻痺からの剣舞ですからお祈りの時間、ムーンフォースを選択します。動け~ 「ハバタクカミは 体が痺れて 動けない!」 あっやべ。ウーラオスは剣舞です。あっやべやべ。
7. 雲行きは怪しいですが、ハバタクカミはA200の+2アクジェを耐える調整を施しているので、案の定飛んできたアクジェをしっかり耐え、ここさえ動けばいいというところ。結果は……こちらが痺れずにムンフォ! 襷ではなかったので倒しきり、勝ち!
振り返り
最後の最後まで運絡みの勝負になりました。二連痺れを引いていたらそのまま貫かれて負けていましたね。ステロがある以上は裏が誰でも変わらなかったでしょう。
構築段階での反省点もいくつか見つかりそうですが、ひとまずこれにて、部内戦10パートナーズ2024は優勝です! ぶい! サークル関係で優勝するのは初めてな気がします。いやはや、嬉しいものですね。
おわりに
記事書くの遅すぎてすみませんでした!! これ終わったの2024年3月26日なので、もう1年はゆうに過ぎていますし、もはや懐かしむ域ですね。ある程度の下書きは結構前にできていたんですが、その時点で終わってから半年経過後とかだったので、もう誰にも需要無いかなと思って放置しちゃいました。
しかし、今またメタゲームを再熱させたい流れがあるようなので、乗じてあっため記事を解放しちゃいますよ。
新入生のみなさんへ。読んでいたら。
メタゲームは楽しいです! 相手がしてきそうなことを予測して、自分の通したい道を選び、それに向けて細かい調整を繰り返して勝ちを掴む! じっくりと考察した末での勝利はとても気持ちがよいものです。さらに、特に相手が見知った相手だと人読みなども加わってもっといろいろ考えられます。
欠点があるとすれば、やはり考察に時間がかかってしまうことでしょうか。だからこそ、時間のある今にこそやっておくべきだと思います! みんなもやろうメタゲーム。
これからも部内で続いていけば嬉しいです。それでは~。