【SV S7シングル】包包結【最終215位(1954)】

(つつみぱおゆい)

ごきげんよう、はるカイロさんです。

S7お疲れさまでした。レギュCもこれで終わりですね。

いろんな意味で悔いが残っているのですが、今期何をしていたか書きます。

構築経緯

それぞれが擢んでた強さを誇るさいやくポケモンの4匹を集めた間違いなく最強の構築、 †中国4000年の歴史構築† を作りたかったので、その上で最も使うのに癖がありそうなチオンジェンから考え始めた。普通のチオンジェンの相方として毒菱撒きと毒菱回収ができるドヒドイデを入れたいと考えていたところ、下の記事を発見。

【S6最終66位/2085】受け攻めツツミチオンドヒド【ポケモンSV】 - すーけんのブログ2
(無断転載ですので問題があれば削除します。すーけんさんありがとうございました)

これを参考にドヒドチオンの型を定め、また「チオンドヒドが誘う初手のパオジアン、ディンルー、イーユイ、カイリュー、イダイナキバあたりに対し不利をとらない」ことを評価して襷テツノツツミを採用。残りの災厄は、チオンジェンを入れたら如何せんサーフゴーが重くなるため引き先として安定するチョッキイーユイ、相手を雑に削った後に上から縛る珠パオジアン、そしてこの段階で相手のパオジアンがとても重かったので隠密マント炎テラバディンルーを採用。しかしこのままでは格闘タイプ等が重くなりすぎてしまっていたので、中国4000年の歴史構築は泣く泣く諦めて3000年で妥協、ディンルーを抜きスカーフカイリューを入れて構築完成とした。3000年構築は普通に見られるものであり、特異性は最早ない。コンセプトは見事崩壊した。

実際の動きではチオンジェンを出すことは少なく、テツノツツミ・パオジアン・イーユイ・カイリューから選出を決めることがほとんどであった。これはおそらく間違い。

 

使用ポケモン

テツノツツミ

テツノツツミ@気合の襷(クォークチャージ)
ドロポン フリドラ アンコ クイタン
131-90(-)-135(4)-176(252)-80-206(252+)

大抵は初手に出す。

技構成については、範囲が強力なドロポンとフリドラ、相手の甘えた動きを咎められるアンコールと、何かと使い勝手のいいクイックターンとした。クイックターンは対面操作に使えるだけでなく、イーユイやテツノドクガ、微妙な体力が残った相手のラス1などをほどよく削るのにも有用であった。

テラスタイプは神速や格闘技が無効のゴーストが間違いない。アンコールとの組み合わせも強力である。

ほぼ毎試合選出しており、前述したとおり多くのポケモンに対面有利を取ることができるので使いやすかった。ドロポンの命中はもちろん、フリドラ凍りや同速勝負など様々な運が絡むポケモンであり、何かとこの子の運次第で試合展開は変わる。勝利のために感謝の念を伝えてあげることをお勧めする。ツツーミいつもありがとう!

初手で対面したキノガッサガブリアスハイドロポンプを撃つと相手が倒れるので非常に面白い。特に最終日では何度もEasy Winを貰えた。

 

イーユイ

イーユイ@突撃チョッキ(災いの玉)
噴煙 悪波 オバヒ カタスト
155(196)-×-100-192(156+)-140-140(156)

主にサーフゴー受けで使う1000年。調整を含む諸々は元記事と同じ。

技は安定一致技の噴煙と悪波に加えて、リーチを伸ばせるオーバーヒートと、雑な削りができるカタストロフィを採用した。カタストロフィはイーユイ対面やラッキー対面で特に有用であり、ほかにも例えばオーバーヒート2回で倒せる相手もしっかり倒していけるなど使い勝手はとても良かった。

テラスタイプは神速やマッパが無効のゴースト。元の弱点を等倍以下にできることも偉い。

一番の役割対象はサーフゴーだが、それ以外の様々な特殊アタッカーの相手も任せることができる、とても信頼して使用していた1匹である。切羽詰まったら運ゲも仕掛けられるが、ツツミほどの運勝ちはなかなかできなかった。

 

パオジアン

パオジアン@命の珠(災いの剣)
氷柱落とし 嚙み砕く 氷の礫 聖剣
155-172(252)-100-×-86(4)-205(252+)

バチつよの1000年。

技構成は一致技の氷柱落としと噛み砕く、パオジアンや鋼に撃つ聖なる剣、そして先制技に氷の礫を採用した。不意打ちが欲しい場面もあったが、氷の礫はSブーストカミを処理するのに使うことも多く、他の技も同様に切れないので見送った。仮に切るなら聖剣か。相手が虚構の不意打ちを恐れていい感じに噛み合うこともあって面白かった。

テラスタイプはウルガモス等に強いことやパオジアンに普通弱点を突かれないことを評価して炎とした。フェアリーが半減なところもGood。

環境にはチョッキ持ちが多く、ツツミやイーユイだけでは突破が困難になる相手もよく見られるため、物理で殴れる枠はやはり重宝した。運が良ければいろいろ破壊できて楽しかった。これがポケモンバトル?

 

カイリュー

カイリュー@拘りスカーフ(マルチスケイル)
逆鱗 アイヘ 炎パ 地震
167(4)-186(252)-115-×-120-145(252+)

消えた1000年の代わり。他で暴れた後にスイープする要因。

技構成は主要火力の逆鱗と、フェアリーに撃つアイヘ、サーフゴーをはじめとした諸々に通る地震、そしてハッサムやミミズズへの打点となる炎のパンチとした。炎のパンチはけたぐりと選択となるかと思われる。ちなみに最終日に1回焼いて勝った。

テラスタイプは、パオツツミカミの抜群技を受けられてかつアイアンヘッドの火力を上げられる鋼。ついでに毒無効である。

相手の見えないところから勝ち筋を追えるところは面白いと思った。最終日に出した時の勝率は5割強で微妙。

実は最終日2日前に4000年構築で潜っていたところ全く勝てず1600付近で彷徨っていたのだが、このカイリューを入れた途端勝てるようになったので、採用する価値は十分あったと思う。ただ、これはスカーフだからというよりかは恐らくカイリューそのものの圧力の強さ故であろう。お前が4000年だ。

 

チオンジェン

チオンジェン@食べ残し(災いの御札)
まも みが やど テラバースト
192(252)-×-167(252+)-115-155-91(4)

実質選出誘導枠と化してしまった1000年。

瞑想カミ、龍舞カイリュー、挑発コノヨなどを上手く対処できず、そのあたりを嫌った結果として選出をあまりできなかった。地割れヘイラッシャをはじめとしたさまざまなポケモンを刈り取れるほどの性能はもちろん持ち合わせていて、単体性能が高いこともあり、プレイング次第でもっと良い使い方ができたと思う。

テラスタイプは元記事通り炎としたが、立ち回り的にはフェアリーの方がよかったかも。

 

ドヒドイデ

ドヒドイデ@オボンのみ(再生力)
アクブレ 黒い霧 再生 毒菱
157(252)-83-206(124+)-×-179(132)-55

最終日までは元記事通りで使っていたが、ダストシュートが当たらなさ過ぎて気が狂いそうだったので技構成とテラスタイプを調整。ウルガモスをはじめとした積みポケモン咎められる黒い霧を採用し、テラスタイプも半減タイプを重視してドラゴンとしたが、いずれも明確に役に立つことはなかった。この子ももう少し遣り様があったか。

 

結果

TN: 踊り明かせよ

最終215位 最終レート1954.737

 

終わりに

最終順位を微更新です。うふふ。

ただ、構築を遍く使いこなせていないところやプレイング自体の甘さが残るところは否めませんし、正直ダメダメでした。私自身も長いことポケモンをしているはずなのですが、未だに“ポケモンバトル”はできていないと感じるので、まだまだ精進が必要です。

さて、来期からはレギュDが始まります。参戦ポケモンは数多く、またいずれも強力な面々なので環境はまたぐちゃぐちゃになりそうです。ぜひ頑張りたいところですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

【Special Thanks】

最終日に家を空けてくれたJynくん

一緒に潜ってくれたラドゥン、O.K.、ポチックス、ゆ~きくん、サイくん

発想の始点、渚沙さん

 

Twitter: https://twitter.com/nskr_nmk