10パートナーズ予選第1試合のお相手は凛香。ボーマンダを相棒としている同期のナイスガイです。剣盾シングル最高レートは1900越えと、初戦から中々の強敵が相手になりました。
お相手のパートナーズはこちら ↓
考察
まずはお相手のパートナーズのポケモンそれぞれについて、個別で考えていきます。
ボーマンダ……〇 エースバーンに強めで、ヒードランとサイクルを回す動きが刺さる。何より相棒枠だし多分来る。
ジバコイル……× 抜群を取られやすく、こちらにはカグヤがいないので刺さらなさそう。
サンダー原……▲ 他を差し置いて出てくるかは微妙。
ポリゴン2……〇 自由枠でラッキーあたりに変わりそう。
ナットレイ……× 我、炎2体ぞ? レヒレ対策枠としては来るかも。
ミミッキュ……▲ エースバーンに弱め。
ドリュウズ……〇 砂掻きでそこそこやれそう。
ウーラオス悪……〇 クレセリア、ポリゴン2、ナットレイに負荷をかけられる。
ヒードラン……◎ うちには地面タイプがいないので、基本的に一撃で倒されない。マンダとくるくるしそう。
ヒードラン+ボーマンダのサイクルが結構苦しいですね。ボーマンダは龍舞する隙を与えたらもはや止まりませんし、ヒードランも私のパートナーズにはじめんタイプがいないので突破に難儀します。今回はこれらを対策できる子を連れて行きましょう。
素早さにも着目してみると、最速がボーマンダとサンダー電の100で、最遅がナットレイの20です。数値だけを見たら上はそこそこの速さに収まっていそうですが、実際はドリュウズや自由枠のガマゲロゲもいるので天候次第で話が変わってきます。ただ、バンギラスやニョロトノといった天候書き換え特性の面々はいませんし、ダイロックorダイストリームを撃たせなければ結局問題なさそうですね。あとなんとなくですが、ボーマンダやサンダーは出てきても最速ではないような気がします。
ボーマンダとヒードランや、ドリュウズ、ガマゲロゲを処理する方法として、晴れを思いつきました。ダメ計を確認しておきましょう。臆病珠で晴れのとき、
H4ダイに竜波媒体ドラグーン → 89.7~105.5%
と、ステロやら珠やらで削れたらなんかいけそうな気がしたので、今回はこれを軸に組んでいくことにしました。となると相棒のは確定で、狩り残しの処理ができるも採用しました。
この3体でそこそこ完成しているので、あとの3体は補完的な裏選出で組むことにしました。ボーマンダ+ヒードランが主軸で来るのであれば、氷+地面の技範囲を持つポケモンが有効そうですので、がやれそうです。サンダーに対しても強いので、相性も悪くないと思います。ということで、ブリザポスの良さを最大限生かしてあげられるように、トリックルームを使えるポケモンのを採用しました。
6匹決まったので、この子たちで上手いこと組んでいきましょう。
使用パーティ
コタリザクレブリ
コータス@脱出パック(ひでり)
オバヒ 欠伸 ステロ 大地の力
177(252)-×-176(^)-105-90-36(↓)
この記事を書くために個体を確認してみたら、なんと努力値を振り忘れてることに気付いてしまいました。早速ガバっております。本当は持ち物なしドリュのダイアース耐え位までBに回すつもりでした。
リザードン@命の珠(サンパワー)
ブラバン ソラビ 龍波 熱砂
153-×(↓)-99(4)-161(252^)-105-162(252)
高火力アタッカー。
ミミッキュ@リリバのみ(化けの皮)
じゃれ ウドハン 呪い トリル
131(4)-142(252)-145(252^)-×-125-104(↓)
対戦直前まで振り方や型を悩んで、結果よくわからなくなったポケモン。何をしたいのかが謎。
ブリザポス@達人の帯(白の嘶き)
氷柱落とし インファ 10万馬力 剣舞
207(252)-216(252^)-150-85-131-31(↓)
トリルアタッカー。ポリ2などを考慮して剣舞持ち。
クレセリア@オボンのみ(浮遊)
ムンフォ トリル 月の光 三日月の舞
227(252)-×(↓)-189(252^)95-151(4)-90
馬を応援するやつ。マンダの前でトリルを張りたい。
フェローチェ@拘りスカーフ(ビーストブースト)
跳び膝 トリアク 蜻蛉 冷ビ
147(4)-207(252^)-51(↓)-157-57-203(252)
ジェットを積まれたマンダに対してもなんとかなるかもしれない虫。火力意識でインファではなく膝です。
基本的にはorの選出をします。わかりやすい。
見せあい
前記事で記すのを忘れていたのですが、実は対戦前に予めお互いにパーティ画像を送り合ってパーティを見せ合い、5分間ゆっくり考えることができます。結構大事なことですね。
お相手の6体は、でした。
トリル軸で行くのであれば、ウーラオスやナットレイがちょっと嫌ですね。ここは炎軍団に頑張ってもらいましょう。サンダーやポリゴン2やミミッキュがいないので、しっかり展開できたらリザードンの刺さりも実際悪くないです。というかミミッキュがよくわからない型になっている所為で、トリル軸の方は挑発ドラン激重になってしまうので出せませんね……。
先発、後ろにと選出しました。
対戦
先発→こちら、お相手
1. 挑発→大地。シュカが発動し、半分ほど削れる。
2. 大地でが倒れる。かなり高乱数を引いちゃったみたいです。を出す。
3. 熱砂でを倒す。が出てきて威嚇が発動。自過剰だと思っていましたが、威嚇も地味に嫌ですね。
4. お互いにダイマ。順番は相手の方が先。私のは最速なので、は最速もしくはスカーフだが、ダイマしたならスカーフは違うか……? とか考えていたらが先制ダイロック。同速負け……。が倒れる。
5~. こちらの残りはスカーフで、お相手の3体目はだったので、トリアクを連打するもくるくる回されて削り切られて負け。
反省
割と運が悪かった印象で、高乱数でコータスが落ちたり、リザが同速負けしたり、勝敗に関係のないところではフェローチェの技が全然当たらなかったりと、結構やらかしております。ただこれが偏に敗北の原因という訳ではありません。パーティの段階で挑発ドランを上手に対策できておらず、無理矢理なやり口で勝ち筋を拾おうとしていたのがまずよくなかったと思います。なんだかポケモンの下手さが浮き彫りになった感じがしますね……。
ちなみにリザマンダ対面で同速勝ちしてドラグーンを打てていたところで、もし落とせていなかった場合にボーマンダにはウォールが、ナットレイにはまもるがあったそうなので、格闘ウェポンが膝のフェローチェでは別に勝っていません。さらに言うとインファイトだったとしても、ボーマンダが珠や砂で落ちたときにはビーストブーストできないのでナットレイにやられてしまいます。結局そこそこ分が悪いです。
また、リザードンの熱砂を暴風にしていれば、リザドラン対面のときにドランをダイジェットで倒してから裏まで殲滅できていましたね。これは所詮タラレバに過ぎませんが。
軸をそのままにする場合のパーティの改善案としては、
・フェロの持ち物を変える
・フェロの膝をインファにする
・ミミをメンハにする
などが挙げられるでしょうか。今回された選出以外に対しても、概してその方がまだ安定したと思います。
ところで、10パをする上で今回の試合から学んだことが2つあります。
1つ目は、確率が左右することはできるだけ避けたほうがいいということです。
普段のランクマであれば、勝ち数を増やしていくためにも確率の高い勝ち方を選ぶことが良く行われます。例えば特殊炎技を採用したいときに、外すリスクがあるにせよ火炎放射でなく大文字を採用することはしばしばあるでしょう。それで確1範囲が変わるのならばその方が適しているはずですし、たとえ外したとしてもまた別の試合で同じ展開になったときに勝ち数の分は良いです。
しかし、これは総合的な強さが要求されるランクバトルにおける話です。今回のような大会は一発勝負ですので、外したら大変なことになってしまいます(先ほどの章で詳しくは割愛していましたが、フェローチェのトリアクが全然当たりませんでした)。それが原因で負けてしまっうと、もう替えは効きません。ただ、だからといって軽率な安定技を採用して勝ちを逃すというのは本末転倒です。今回はメタゲームなので、悪運に対してもリカバリが効くようにしたり、別の勝ち方を模索したりするなどしていきましょうか。
2つ目は、あまりにも分かり易い戦術を安易に使うべきでないということです。
今回は自由枠にコータスを採用してコタリザで相手を殲滅する戦術で挑みましたが、感想戦によるとこれはバレバレだったようで、対策も施されていました。晴れパのようなコンボ系はやはり止められやすそうですし、そもそも有利な戦術だったかというのも怪しいので、ちょっとよくない判断だったかなと思います。読まれていることも考えておくべきだったのでしょう。やっぱり多少は変なことを混ぜ込んだ方が、意表をつけたり企画的にも楽しくなったりと、なにかといい感じになりそうです。
ただ、明らかにとても刺さっているというのであれば、バレバレの戦術でも採用する価値はあると思います。対策を張り巡らせたところで、結局苦しいものは苦しいのです。そのあたりはしっかりと考察して決めていきたいところですね。
纏めると、①確率が絡むことは避ける、②変なことをするということになります。もちろんこれらのことはバリバリの主観ですし、正しいかどうかはよくわかりませんが、ともあれ今後の試合ではこれらのことに留意して考察していきます。
さて、しょっぱなから負けてしまいましたが、予選はあと4戦あるのでめげずに頑張っていきたいところです……いややっぱり精神的にしんどい…………
次回、予選第2試合 vs 黒蜜
ここまで読んでいただきありがとうございました。